新年の休日診療所

明けましておめでとうございます。寝ているこども

令和2年を迎えました。

そして、正月早々に医師会が運営する休日診療所の当番に当たり出勤して来ました。

当地でも昨年12月はインフルエンザが流行しました。

でも年末になると保育園や学校もしばらく休みとなるため、年を越すと流行は落ち着いてきます。

それでもというか、日中の診察時間では100人程の患者さんが受診しました。
 
  

休日診療所で診察するときは、自分のクリニックで診察するときとその質が変わってきます。

休日診療所に来る患者さんの多くは、殆どがインフルエンザの検査をして欲しいという目的で受診します。

そしてインフルエンザ抗原が陽性ならばタミフルなどの抗インフルエンザ薬をもらって早く帰りたいわけです。

良いか悪いかは別として、医師にはいかに診察の回転を早くするかが求められています。
  
   

さて、外来患者でインフルエンザと診断された場合の抗インフルエンザ薬使用の指針が日本小児科学科から出されています。  
  
【インフルエンザ治療指針】
季節性インフルエンザに対する抗インフルエンザ薬の有効性に関する知見は、有熱期間の短縮のほか、抗インフルエンザ薬の早期投与による重症化予防効果が示されている。

・ 幼児や基礎疾患があり、インフルエンザの重症化リスクが高い患者や呼吸器症状が強い患者には投与が推奨される。

・ 発症後 48 時間以内の使用が原則であるが、重症化のリスクが高く症状が遷延する場合は発症後 48 時間以上経過していても投与を考慮する。

・ 基礎疾患を有さない患者であっても、症状出現から 48 時間以内にインフルエンザと診断された場合は各医師の判断で投与を考慮する。

・ 一方で、多くは自然軽快する疾患でもあり、抗インフルエンザ薬の投与は必須ではない。

追加ですが、抗インフルエンザ薬は重症化予防に有効と書いてあるものの、インフルエンザで一番怖い脳症は予防出来るということはありません。
 

自分のクリニックに来る患児の親御さんには上記のことを説明しています。

しかし医師と親御さんの信頼関係が築かれていない休日診療所では、その説明が時間の無駄のような気持ちになることが多々あります。

グチグチ言わず、すぐに薬を出してくれる医者がいい医者と映るかもしれません。

でも本当は、そのようにただ薬を出す方が、医者もめっちゃ楽なんですよ (笑) 
  
  
診察するときは色々と考えちゃいます。

患児をずっとケアしなければいけない保護者の希望をきいてあげることは大事だ

本当に必要な医療を行い、不要なものは不要とすることが医師の使命なのだろう

でもそれは、自分の正義感を押しつけているだけではないか ・ ・ ・
     

患児にとって何がベストなのかなぁと悩みながらの診察です。
  
女の子があーあっていう感じ

新年になっても、
そして不惑と言われる年代から10年以上経っていても、迷ってばかりの診療をしちゃってます。 (苦笑)

 

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